指導理念

  • 街の小さな音楽教室の役割…
    それは、ピアノを習うどんなふつうの子どもたちも、美しい音色でピアノを奏でられ、音楽に親しむ力をつけるようにすること。
    そして、ピアノが、『自信のひとつ』『自己表現のひとつ』となり、ゆくゆくその子の中で良い形で活き続けるように・・・と願って指導しています。
    「通ってよかった」「通わせてよかった」・・そんな素直な気持ちを持てるお教室でありたいと思っています。

どんな生徒さんが、どんな風に習っているの・・?

通っている生徒さん方は、幼稚園~大学生、そして、大人の方々です。
皆さん、それぞれの目的や目標(趣味~専門進学に至るまで)に応じて学んでいます。

「○○の曲を、家族やお友達に披露したい」
「弾きたい曲を自分で楽譜を読んで弾けるようになりたい」
「学校の音楽発表会のピアノ伴奏をしてみたい」
「もう一度ピアノを再開してレパートリーを増やしたい」

はじめから、
「音大に進学したい」「専門的に勉強したい」と習う人はごく少数で、多くの人はまず第一に、「ピアノという楽器に親しみ、楽しんで弾きたい」、そんな素直な気持ちでピアノを習います。
では、どうしたらピアノに親しみ、楽しんで弾けるようになるのでしょうか?

ピアノに親しみ、楽しんで弾くためには・・・

ピアノは、鍵盤を押せば簡単に音が鳴りますから一見簡単な楽器に思う人もあるかもしれませんが、「楽しんで弾く」「自由自在に表現しながら弾く」ことは、実はとても難しいこと。
だから、そのために、たくさん時間をかけて厳しい練習を積みましょうね・・・??いいえ、そんなナンセンスなことは言いません。
今のお子さんたちは、学業はもちろん、たくさんの習い事、部活動も行いながら忙しい日々を過ごしています。また、大人の方々も、仕事・家事・育児・・など多忙な毎日を過ごしています。

こんな風に、ピアノ一辺倒とはいかない環境と限られた時間の中で、どのようにして「ピアノを楽しんで弾ける」というところまでもっていくか・・・
私は、練習そのもの(練習内容、練習環境、レッスン内容)の「質」を全体的に上げることが大切だと思っています。そして、出来るだけ早い段階で、「ピアノの基礎の奏法」を身に付けることが大切だと考えています。
もちろん、奏法は一朝一夕では身に付きません。たくさんの試行錯誤、紆余曲折もあるでしょう。
ですが、この「基礎の奏法」を身に付けたら、そのあとは、その子その人らしく気持ちよく音楽と歩めるようになります。この道すじを分かりやすく示すことが、私のひとつの大きな役目だと思っています。

個人レッスンの良さをふんだんに生かした指導を・・

これまで多くの生徒さんたちに出会ってまいりました。
どんな点で躓きやすいのか、難しく感じるのか・・・

「どうやったら、ここを素敵に弾けるの?」
「どうしたら、ここの指の動きがスムーズになるの?」
「どんな風にすればこの音楽に命が宿るの?」・・

私のピアノ学習期は、いつもこういったことを考えながらだったように思います・・・試行錯誤の連続だったと言えます。
ですが、こうして試行錯誤した経験を経たからこそ、たくさんの気付きを得られたと思っています。

どんな生徒さん方にとってもそれぞれに「難しい点」「躓く点」があり、それぞれ「得手不得手」もあります。特にお子さんたちは、年齢による発達度合も異なります。

個々に合った指導のもと、具体的な解決方法をお伝えしながら、皆さんが前向きにピアノに向かえるよう個人レッスンの良さをふんだんに活かしたレッスンを心がけています。

1曲1曲との出会いを大切に。心に沁みいる演奏を・・・

  • 1曲1曲との出会い・・・とても大切にしたいと思っています。
    楽譜には作曲家からのメッセージがいっぱいつまっています。
    そのメッセージを受け取って、どんな小さな小品も、いかに大きな大曲も、質高く素敵に仕上げたいと思っています。こんな風に1曲ごと丁寧に向き合うことで、音楽と気持ちよく歩めるようになるのです。
    テクニック重視で派手に披露するような音楽ではなく、心と身体にスーッと心地よく沁みいるような音楽作りを目指しています。